下の階に水漏れしたときはどうする?お詫びのマナーや弁償について解説します!
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「知らないうちに下の階で水漏れが!原因はウチにあるみたい・・・どうしよう!?」
自宅の水漏れが原因で下の階まで被害が及んでしまった・・・。こんなときはどのように対処すればいいのでしょう?
謝罪に行くべきなのはわかっていても、行くタイミングや謝罪のマナーなど詳しいことが何もわからない・・・。そんな方も多いのではないでしょうか。
同じ建物に住んでいる人との関係は悪化させたくありませんし、失礼な対応をして相手から常識がない人だと思われるのも嫌ですよね。
また、水漏れの修理費用や汚れた部屋の修繕費、被害を受けた家財類の弁償代、お詫びの品の購入など、費用面でも不安な方が多いと思います。
そこで今回は、下の階に水漏れしてしまったときの対処法や謝罪のマナー、修理費用などについて詳しく解説していきます!
これを読めば、相手に失礼なく振舞うためのマナーがひと通り身に付くはずです。
お困りの方はぜひ参考にしてみてくださいね。
それではさっそくまいりましょう!
下の階に水漏れしたときの対応は?
自宅の水漏れが原因で下の階まで被害が及んでしまったときはどのように対応すればいいのでしょう?
下の階に水漏れしたときの対応は、全部で4ステップあります。
下の階に水漏れしたときの対応
- 水道の元栓を閉める
- 下の階へ謝罪に行く
- 大家さん・管理会社に連絡する
- お詫びの品を持って再度下の階へ謝罪に行き、今後の対応を伝える
では、それぞれ詳しく見ていきましょう!
①水道の元栓を閉める
水漏れしているときは、真っ先に水道の元栓を閉める必要があります。
元栓を閉めれば家全体への配水が止まり、時間が経つと下の階への水漏れもおさまります。
元栓の位置は一戸建てとアパート・マンションなどの集合住宅で異なるため、どこに元栓があるのかしっかり確認し、間違えないよう注意しましょう!
水道の元栓の位置
- 一戸建ての場合・・・外の水道メーターボックスの中
- マンション・アパートの場合・・・部屋の入り口付近にある扉の中
②下の階へ謝罪に行く
元栓を閉めて水を止めたら、下の階へ謝罪に行きましょう。
謝罪は後になればなるほど行きにくくなるため、早い段階で行くに越したことはありません。
「修理が終わってすべて片付いてから謝りに行こう!」と考えている方もいるかもしれませんが、人によっては「全然知らん顔で謝りにもこない」と気分を悪くする方もいます。
きちんと謝罪に行こうと考えていても、タイミングが遅いと余計相手を起こらせてしまうことも・・・。
これ以上の関係悪化を避けるためにも、水漏れが発覚したらまずは謝罪に行きましょう!
また、この時点では謝罪の気持ちを伝えることと、すぐに対応する旨を伝えることが先です。お詫びの品を用意したり、業者に連絡して修理の日程を調整するのは謝罪の後で行います。
この段階で下の階の人に伝えるべきことは以下の5つです!
下の階の人に伝えること
- 謝罪の気持ち
- 元栓を閉めたのでひとまず水漏れは止まるはずだということ
- これから大家さん・管理会社に連絡し、今後の対応について確認するということ
- 今後の対応や修理の日程について決まり次第あらためて報告と謝罪に来ること
必ず確認すること
- 被害を受けて使えなくなった家具や家電はないか?
水漏れにより、部屋のカーペットが汚れたり、家電類が水没して使えなくなっていることも考えられます。
水漏れによって相手の家具・家電類が汚れたり破損してしまった場合はこちら側に弁償する責任があるため、謝罪に伺った際には弁償するものがないか必ず確認するようにしましょう!
③大家さん・管理会社に連絡する
賃貸住宅の場合、部屋の設備に何か問題があった場合は大家さん・管理会社に報告する義務があります。
そのため、自分で業者を呼んで修理する前にまず大家さん・管理会社に連絡が必要です。
また、大家さんや管理会社に連絡することで修理費用を負担してもらえたり、大家さんの方で業者を手配してくれることもあります。
大家さんに報告せず勝手に修理し、後から指摘されて問題になってしまった・・・ということのないよう、大家さんには必ず連絡するようにしましょう!
もし自力で業者を手配するよう言われた場合は、自分で業者を探して修理に来てもらうことになります。
業者について詳しく知りたい方はコチラ↓
おすすめの水道業者ベスト5と業者を呼ぶときに気をつけるべきポイント
④お詫びの品を持って再度謝罪に行き、今後の対応を伝える
大家さんや管理会社と話し、今後の対応や修理の日程について決まったら、あらためて下の階へ謝罪に行きましょう。
その際、水漏れによって被害を受けた家財類がないか確認しましょう。もし汚れたり破損して使えなくなったものがあれば弁償する必要が出てきます。
また、お詫びの品を持っていくのも忘れないようにしましょう!
お詫びの品の相場は3000円〜5000円程度が多いようですが、あくまでお詫びの気持ちを伝える品ですので、安すぎるものはNG。品選びの際は、数千円の焼き菓子セットなどがオススメです。
オススメの品
下の階への水漏れ被害は何が原因?
そもそも、なぜいきなり下の階まで被害が出るほどの水漏れが起こったのでしょう?
次は、下の階への水漏れが起こる原因について解説していきます。
下の階への水漏れが起こる原因は大きく4つあります。
水漏れの原因
- 配管の劣化
- 洗濯機のホースが外れていた
- 排水管のつまり
- 防水加工されていない箇所を水洗いした
ではこの4つの原因について一つずつ詳しく見ていきましょう!
配管の劣化
給水管や排水管が劣化によって破損し、破損箇所から水が漏れていた・・・という例は多く見られます。この場合は業者や管理会社を呼んで調査・修理が必要です。
修理費用の相場は3万円〜5万円となっていますが、配管全体に亀裂が入っているなど、修理が広範囲におよぶ場合は、修理に数十万円かかることも・・・。
原因が配管の劣化であれば、建物の設備の問題ということで、一見こちらに責任はないように思う方もいるかもしれません。
ところがほとんどの場合、契約上室内にある設備の所有者は借主となっているため、修理費用はこちらが全額自己負担となる場合が多いのです。
また保険についても、配管の設備自体に生じた損害は適用外となっています。そのため、破損した配管の修繕費は全額自己負担することを想定しておいた方がいいでしょう。
保険については、下記のブロックで詳しく解説しています。
どのような場合に保険が適用されるのか詳しく知りたい方はコチラをご覧ください。
洗濯機のホースが外れていた
下の階への水漏れの中で最も多い原因は、洗濯機のホースが外れていた例です。
洗濯機のホースは意外と外れやすく、外れたことに気づかないまま洗濯機を回してしまうことで、床に水が漏れ、下の階まで影響してしまいます。
洗濯機を使用する際には、ホースが外れていないかきちんと確認してから使用するよう注意しましょう!
排水管のつまり
キッチンや浴室など、油や汚れ、洗剤カスなどのつまりが原因で排水管に水がたまり、隙間から溢れた水が下の階まで漏れてしまうこともあります。
「ちょっと水が流れにくいけど、そこまで影響はないし、そのままでもいっか!」と軽い気持ちで放置すると、取り返しのつかない被害を引き起こしてしまうことに・・・。
このような二次被害を避けるためにも、排水溝がつまったときは放置せず早めに直すことをオススメします。
防水加工されていない箇所を水洗いした
通常の集合住宅の場合、浴室の床などは防水処理がされているため、床が水に濡れても下の階まで水漏れすることはありません。
しかしそれ以外の場所はほとんど防水加工されていないため、水洗いすると床に水が染み込んで下の階まで水漏れしてしまう恐れがあります。
もし大掃除などで床を水洗いしたい場合は、水拭きなどに留めておくようにしましょう。
どれくらい水漏れすると下の階まで影響が出るの?
具体的に何リットル以上になると下の階まで水漏れするという指標はありませんが、コンクリートにヒビが入っていたり、木造で古い建物だとすぐに隙間から水が漏れてしまうこともあります。
そのため、水漏れに気づいたらすぐに元栓を閉め、下の階に影響が出ていないか不安な場合は念のために確認しに行くようにしましょう!
水漏れに保険は適用される?
「修理費用だけでも結構な費用がかかるのに、家具類まで弁償なんてことになったら払えないよ・・・」
と費用について心配になっている方もいるのではないでしょうか?
できることなら費用を安く済ませたい・・・。しかし先ほども解説したように、配管など建物の設備不良で水漏れが起こった場合でも、保険は適用外になっています。そのため、修理費用は全額自己負担しなければなりません。
ただし、水漏れによってカーペットや家電類が汚れたり使えなくなってしまった場合は、火災保険の「水漏れ」という補償項目が適用され、クリーニング代や買い替えの費用に保険が降りることもあります。
また、下に住んでいる人の家財類を弁償する際には、「個人賠償責任保険」という保険が利用可能です。
しかしコチラの保険は、審査によっては満額下りないこともあるため、いくらか自己負担が必要になる可能性もあります。
とはいえ、保険を利用するのとしないのとでは、出費額がかなり違ってきますので、少しでも安く済ませたい方はできるだけ保険を利用するようにしましょう!
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、下の階に水漏れしてしまったときの対処法や謝罪のときのマナー、修理費用について解説してきました。
ではここで、下の階に水漏れしたときの対処法をあらためておさらいしましょう!
下の階に水漏れしたときの対応
- 水道の元栓を閉める
- 下の階へ謝罪に行く
- 大家さん・管理会社に連絡する
- お詫びの品を持って再度下の階へ謝罪に行き、今後の対応を伝える
下の階まで被害を出してしまった際に一番大切なのは、すぐに謝罪に行き、お詫びの気持ちを伝えることです。
また、修理する際には大家さんや管理会社に水漏れした旨を報告するのを忘れないようにしましょう!
みなさんが水回りのお悩みから一刻も早く解放され、安心して暮らせるようになることを心から祈っています!
タカシ&ヨシエ
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2024年4月1日更新