水道管

水道管が破裂!?非常時にとるべき行動や破裂の原因について詳しく解説します!

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2021年1月14日更新

タカシ&ヨシエ

破裂して水が溢れ出す水道管

「うっかり水抜きを忘れて、凍結した水道管が破裂してしまった!」
「破裂した水道管から水が溢れて止まらない・・・これってどうすればいいの?」

突然、水道管が破裂すると焦りますよね。
破裂したところから水が溢れ出し、床は水浸し。おまけに家具や家電までびっしょり・・・。

こんな状況を目にし、「どうすればいいの!?」とパニックになってしまう方も多いと思います。ですが、このような非常時こそとにかく落ち着くことが重要です。
「うるせえ!こっちはそれどころじゃないんだよ!」と思ったそこのあなたも、まずは深呼吸をして一度頭を落ち着かせましょう

この記事では、水道管が破裂したときの対処法原因適用される保険について詳しく紹介していきます!
これを読めば水道管が破裂したときの対処法がひと通り身につくこと間違いなし!タカシ

ヨシエこの記事がみなさんのお役に立てると嬉しいです!
それではさっそくまいりましょう!

水道管が破裂したときにまずとるべき行動

まずは水道管が破裂したときの対処法についてご紹介します。

  • 一戸建ての場合・・・水道の元栓を閉めて業者に連絡する
  • 賃貸住宅の場合・・・水道の元栓を閉めて大家さんまたは管理会社に連絡する

水道管が破裂したときは、一刻も早く水道の元栓を閉めて水を止める必要があります。
水道の元栓を閉めれば水は止まるため、ひとまず被害の拡大を食い止めることができるのです。

一戸建ての場合も賃貸住宅の場合も、水道の元栓を閉めて水を止めるところまでは同じですが、その後どこに連絡するかは住んでいる住宅の形態によって異なります。

では対処法についてそれぞれ詳しく見ていきましょう!

水道の元栓を閉める

水道管が破裂した場合は、一刻も早く水道の元栓を閉めて水を止めましょう!
元栓を閉めればひとまず水の流れは止まるため、これ以上被害が拡大するのを防ぐことができます。

タカシ元栓の位置は、一戸建てに住んでいるか賃貸住宅に住んでいるかによって異なります。

一戸建ての場合は水道メーターの中、マンションの場合は外のボックスの中

一戸建ての場合は、家の外に埋め込まれている水道メーターボックスの中に元栓があります。
マンションやアパートなどの賃貸住宅の場合は、部屋の入り口付近にある扉の中に設置されていることが多いです。

元栓を閉めて水を止めたら、次は業者や大家さんに連絡します。

賃貸住宅の場合は大家さんもしくは管理会社に連絡しよう

賃貸住宅に住んでいる場合は、業者よりも先に大家さんもしくは管理会社に連絡しましょう。
なぜかというと、賃貸住宅は大家さんや管理会社から借りている家ですので、部屋の設備が破損した場合には報告する義務があります。

また、もしかすると大家さんや管理会社の方で業者を手配してくれたり、こちら側に過失がない場合は費用を負担してもらえることも
そのため、賃貸住宅に住んでいる場合は、まず大家さんや管理会社に連絡してみましょう!

連絡した結果、自分で業者を呼ぶよう言われたときは、一戸建ての場合と同じように自分で業者を手配する必要があります。

一戸建ての場合は水道業者を呼んで修理してもらおう

一戸建ての場合は、業者を呼んで破裂した水道管を修理してもらう必要があります。

業者を呼ぶときは、次のような流れに沿って進んでいきます。タカシ

業者を呼ぶときの流れ

  1. 業者を探す
  2. 電話やメール、公式サイトからお問い合わせ
  3. 訪問・見積もり
  4. 見積もりの金額を確認し、納得がいけば契約
    ※ここまではキャンセルも可能
  5. 作業開始〜作業完了
  6. 支払い

業者を呼ぶ際に悩むのが業者探しですよね。
業者を探す手段としては、ネットで探す方法や、近くの業者に頼む方法、タウンページなどを見て探す方法などがあります。

業者を選ぶときは、以下の点に注意して業者を呼びましょう!

業者を選ぶときの5つのポイント

  • 自分の住んでいる地域に対応しているか
  • 見積もりは無料か
  • 見積もり後に追加料金はかからないか
  • 対応スピードは早いか
  • アフターフォローが充実しているか

タカシ業者を呼ぶときの流れや注意点については、下記の記事で詳しくご紹介しています。

ヨシエ業者についてもっと詳しく知りたい!という方は、ぜひコチラの記事をご覧ください。

おすすめの水道業者ベスト5と業者を呼ぶときに気をつけるべきポイント

水道管破裂の原因

そもそもなぜ水道管は破裂してしまうのでしょう?
水道管の破裂が起こる原因は3つあります。

水道管破裂の原因

  • 凍結
  • 水道管の老朽化
  • 地震などの災害

では、それぞれの原因について詳しく見ていきましょう!

①凍結

凍結した水道管

破裂の原因として最も多いのは、水道管の凍結です。

冬になると氷点下が続いたり、寒波の到来によって外の水道管が凍結してしまうことがあります。軽い凍結であればお湯をかけたり温めることで凍った水道管を溶かすことができますが、症状が重度の場合は破裂に繋がる恐れも・・・。

ヨシエどうして水道管が凍結すると破裂しやすくなるの?

タカシ実は、水は凍ると体積が約1.1倍に増えるんです!
そのため、水道管内の水が凍ると密度が大きくなって、耐えられなくなった水道管が破裂しやすくなる・・・というメカニズムが起こるのです。

水道管の凍結を防ぐためにも、気温が0℃以下になりそうな日はしっかりと水抜きを行い、凍結対策をするようにしましょう!

②水道管の老朽化

水道管を点検する人

長い間水道管を使用していると、水道管が老朽化して脆くなってしまう危険性があります。
特に、寒い時期や地震が起こったわけではないのに突然破裂した場合は、老朽化が原因の可能性が高いです。

もし水道管の老朽化が原因で破裂してしまった場合は、家主に過失はありません
そのため、水道局に申請すれば水道管の破裂で高額になった水道代を減額してもらえることも・・・!
これを減免制度といいます。

タカシ減免制度については下記のブロックで詳しく解説しています!

減免制度によって水道代が減額される可能性も!

③地震などの災害

地震で割れる地面

水道管自体が地中に埋まっている場合、地震による地盤のズレによって大きな圧力が加わると、水道管は強度を保てず破損してしまうこともあります。
この場合、水道管の破裂は災害による二次被害なので、修理に保険が適用されるか気になるところですよね。

水漏れなど水回りに関するトラブルは火災保険が適用されることもありますので、もしかすると「火災保険が使えるんじゃない?」と考えている方もいるかもしれません。
ところが残念なことに、水道管の破裂修理の場合、火災保険の中には適用される項目がないのです!
そのため、修理にかかる費用は全額自己負担となってしまいます。

水道管の破裂に関する保険については、下記のブロックで詳しく解説しています。
修理の際に知っておいた方がいいおトクな情報もありますので、ぜひ参考にしてみてくださいね!

修理に適用される保険について

水道管が破裂したらどうなる?水道管破裂による被害

水道管が破裂すると、さまざまな被害が起こる危険性があります。
このブロックでは、その中でも特に多い被害を3つご紹介していきます。

水道管の破裂による被害

  • 部屋の中が水浸しになる
  • ご近所トラブルを招く恐れがある
  • 水道代が跳ね上がる

それでは、一つずつ詳しく見ていきましょう!

部屋の中が水浸しになる

水道管の破裂でまず起こる被害は、水漏れによって部屋が水浸しになることです。
さらに、部屋への浸水にともなって家具や電化製品が水没して使えなくなってしまうこともあります。

ただし、電化製品や家具が水没して使えなくなった場合は、修理や買い替えの際に火災保険が適用されて費用を負担してもらえる場合もあります。

適用される保険については、コチラのブロックで詳しく解説しています。

修理に適用される保険について

ご近所トラブルを招く恐れがある

集合住宅の場合、被害が拡大すると下の階まで水漏れしてしまう恐れがあります。
また、それによって下の階の家財が水没してしまった場合は、賠償の責任を問われることも・・・。

謝罪に行くのはとても勇気が必要ですが、後になればなるほど行きづらくなってしまいます。ご近所トラブルや関係の悪化を避けるためにも、賃貸住宅に住んでいる場合は早いうちに下の階まで確認に行き、もし水漏れしているようであれば誠心誠意謝罪しましょう。 

謝罪の際には菓子折などを持っていくのがオススメです。

水道代が跳ね上がる

水道管が破裂すると、元栓を閉めるまで水道管からは水が流れ続けるため、水道料金は一気に跳ね上がります。

水道管の破裂を経験した人の話では、普段であれば1万円の水道代で済むはずが、破裂した月は20万以上の請求がきた・・・なんて例もよく耳にします。
しかも、これは別段高額な例ではなく、むしろ安い方。中には1ヶ月で50万以上の水道代を請求された例もあるそうです。

ヨシエそんなに高くなるの!?
ここまで高額な水道代を請求されたらさすがに払えないよ・・・。
どうにかならないの?

水道管の老朽化など家主に過失がなければ、減免制度が適用されて水道代が減額になることもあるよ。タカシ

減免制度は、やむを得ない事情がある場合に限り、請求金額を減額してもらえる制度です。

ただし、全額免除になるわけではありませんので、注意が必要です。

減免制度については、下記のブロックで詳しく解説しています。
水道料金が気になる方は、コチラも合わせて読むのがオススメです。

減免制度によって水道代が減額される可能性も!

修理費用の相場と適用保険

ハートマークの保険

ここでは、修理にかかる費用の相場と、適用される保険や料金の減額制度についてご紹介していきます。

水道管破裂における修理費用の相場

水道管修理にかかる費用の相場は、部分修理であれば3〜5万円前後ですが、水道管全体の修理が必要な場合は10万以上かかることも

実際にいくらかかるかは現地に行って状況を確認するまでわからないため、まずは業者を呼んで見てもらうことをオススメします。
無料で見積もりを出してもらい、金額に納得がいかなければキャンセルすることも可能です。

また先ほどもご紹介したように、賃貸住宅に住んでいる場合は大家さん・管理会社が費用を負担してくれる可能性もありますので、まずは大家さん・管理会社に連絡しましょう。

修理に適用される保険について

水まわりのトラブルの中でも、水漏れなどであれば火災保険が適用されて修理費用が安く済むこともあります。しかし残念ながら、水道管の修理自体に火災保険は適用されません
そのため、破裂の原因どうあれ、修理費用は全額自己負担となってしまいます。

ただし、保険会社によっては「水道管凍結修理費用保険金」といって、水道管修理の際に費用が下りる保険もあります。
ですがこちらは名前のとおり、あくまで凍結による破損に適用される保険。破裂の原因が凍結以外の場合、保険は適用されませんのでご注意ください。

しかし、水道管の破裂による水漏れで家具や家電などが被害を受けてしまった場合は、家財の修理や買い替え費用に火災保険が適用されることもあります。

ヨシエ・・・つまり、水道管の修理自体に使える保険はないけど、水道管の破損によって壊れたものの修理には火災保険が適用されることもあるってこと?

タカシそのとおり!

水道管の破裂による修理費用をなるべく安く済ませるためにも、火災保険の契約内容をしっかり確認し、適用される項目がある場合は保険を利用するようにしましょう!

減免制度によって水道代が減額される可能性も!

水道管の破裂によって水道代が高くなってしまった場合は、水道局に申請すれば減免制度が適用されることもあります。

減免制度とは、事情により水道代が高くなった場合、各自治体が定める要件を満たしていれば、料金を減額してもらえる制度のことです。

ただし、一つでも自治体の定める要件に当てはまらなければ減免制度は適用されないため、申請する際は各自治体の水道局に確認するようにしましょう!

まとめ

それでは最後に、この記事の要点についておさらいしていきましょう!

タカシ水道管が破裂したときの対応は一戸建ての場合と賃貸住宅の場合で異なるんでしたよね。

水道管が破裂したときにまずとるべき行動

  • 一戸建ての場合・・・水道の元栓を閉めて業者に連絡する
  • 賃貸住宅の場合・・・水道の元栓を閉めて大家さんまたは管理会社に連絡する

水道管の破裂が破裂すると、部屋や家具が水浸しになるだけでなく、ご近所トラブルを招いたり、水道代がかなり高額になってしまう恐れもあります。
ですので、被害の拡大を防ぐためにも早めの対処を心がけましょう!

また、水道管の修理自体に火災保険は適用されないものの、減免制度や水漏れ補償を利用することで、水道代や家具家電の買い替えが安く済むこともあります。

タカシ利用できるものはとことん利用して、少しでも費用を安く済ませましょう!

みなさんのお悩みが解決することを心から祈っています。
最後までお付き合いくださり、ありがとうございました!ヨシエ

この記事を書いた人のイメージ

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水道管

2021年1月14日更新