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「トイレの水が急に流れなくなってしまった！」
「どこも触っていないのにどうして・・・？」

トイレの水が流れない場合は、タンク内の部品の劣化や不具合、もしくはトイレつまりが主な原因です。
タンクの部品はずっと使っていると経年劣化するため、特にどこかを触ったりしていない場合でも、ある日突然不具合を起こることがあります。

しかし、部品の劣化による不具合であれば、部品を新しいものと交換することで自力でも修理が可能です！また、トイレつまりが原因で水が流れない場合も、ラバーカップなどを使用して自力でつまりを直すことができます。

トイレの水が流れない6つの原因

トイレの水が流れない原因は大きく分けて6つあります。

ボールタップや浮き玉など、聞き慣れない単語が多くてイマイチピンとこない方も多いのではないでしょうか？
そこで、まずは原因について詳しく見ていく前に、トイレタンクの構造について説明したいと思います！

トイレタンクにはこのようにさまざまな部品が組み込まれており、部品同士が互いに連動することで水が流れる仕組みになっています。

この中でも特に原因として可能性が高いのは、赤文字になっている5箇所です。

また、部品の不具合の他にも、止水栓が閉まっているせいでタンクへの給水が止まっていたり、トイレのつまりによって水が流れなくなっている可能性もあります。

修理方法は不具合が起こっている箇所によって異なるため、まずは自宅の症状を確認し、どこが原因で水が流れないのかを見極めることが必要です！

フローチャートで原因を見極めよう！

原因① 止水栓が閉まっている

原因② ボールタップの劣化・不具合

原因③ 浮き玉の劣化・不具合

原因④ フロートバルブの鎖の劣化・不具合

原因⑤ レバーの破損・不具合

原因⑥ 便器がつまっている

また、この中のどの症状にも当てはまらなかった場合は、原因を特定するのが難しいため、自力での修理は困難です。この場合は、一度業者に見てもらうことをオススメします。

自力での対処が難しい場合は業者に相談してみよう！

原因① 止水栓が閉まっている

水道の点検や工事の後など、知らないうちに止水栓が閉まっており、気づかずにトイレを流して水が流れない・・・という例もよく見られます。
また、ご自身が閉めた記憶はなくても、お子さんやご家族の方が閉めた可能性も。 

この場合は、止水栓を開ければ元どおりに水が流れます！

対処法

止水栓を開けたら、もう一度レバーを回して水を流してみましょう！
無事に流れるようであれば対処は完了です！

もし水が流れない場合は原因を見直してみよう！

原因② ボールタップの劣化・不具合

ボールタップは、タンク内に水の供給を行う役割を果たす部品です。
タンク内の水が少なくなると、ボールタップについた給水弁が開き、タンク内に水が流れはじめます。そしてタンクに一定の量水が溜まると、給水弁が閉じて水の供給が止まる仕組みです。

ボールタップが不具合を起こすと、給水管からタンクへの給水が止まってしまいます。

そのため、水を流したときに勢いがなくなったり、流れる水の量が少なくなるなどの症状が起こってしまうのです。

ボールタップを調整・交換する方法

原因③ 浮き玉の劣化・不具合

浮き玉は、ボールタップについている給水弁を開けたり閉めたりする役割を果たしています。
タンク内の水位が低くなって浮き玉が下がると、給水弁が浮き玉に引っ張られて開き、タンクへの給水がはじまります。そして一定の水位まで水がたまると浮き玉の位置が元に戻り、給水弁が閉まるという仕組みです。

浮き玉が破損したり不具合を起こすと、タンクへの給水がうまく機能せず、水流が弱くなったり、少量の水しか流れなくなってしまうのです。

浮き玉を調整・交換する方法

原因④ フロートバルブと鎖の劣化・不具合

フロートバルブは、タンク内の栓のような役割を果たしています。
レバーをまわすと鎖が引っ張られてフロートバルブが持ち上がり、タンクから便器内へ水が流れるという仕組みです。
レバーとフロートバルブは鎖でつながっているため、タンクの中で鎖が絡まったり途中で切れてしまうと、フロートバルブが持ち上がらず、便器内へ水が流れなくなってしまいます。

タンク内で鎖が急に切れてしまうことは意外とよくあり、この場合はフロートバルブと鎖を新しいものと交換することで水の流れが元に戻ります。
また、鎖が絡まっている場合は、鎖を解いて元の状態に戻せばOKです！

フロートバルブと鎖を交換する手順についてはコチラのブロックをご覧ください。

フロートバルブと鎖を交換する

原因⑤ レバーの破損・不具合

レバーはタンク内部でフロートバルブとつながっており、レバーをまわすと鎖が引っ張られてフロートバルブが持ち上がります。それによってタンクの水が便器内に流れ出すというのがトイレタンクの仕組みです。

レバーの先には軸がついており、軸の先には鎖がついています。この軸が折れたり曲がったりすると、レバーをまわしても鎖が動かないため、フロートバルブが持ち上がらず、便器内へ水が流れなくなってしまうのです。

軸が折れている場合は、レバーを回したときに手応えがなく空回りするなどの症状が見られます。
この場合は、レバーを新しいものと交換することで修理が可能です！

レバーを交換する方法

原因⑥ 便器がつまっている

水が流れない原因の中でも多いのが、便器のつまりです。
当然ですが、便器の中でトイレットペーパーや異物がつまっていると、水を流してもうまく流れていきません。
そのため、水の流れを正常に戻すためには、まずつまりを解消する必要があります。

トイレつまりについて詳しく知りたい方は、下記の記事がオススメです。
コチラの記事では、トイレつまりの原因と対処法について詳しくご紹介しています！
トイレつまりでお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。

【今すぐできる！】トイレつまりの原因と自力でできる解消法をご紹介！

自力でできる修理方法

このブロックでは、自力でできる修理方法として、タンク内の部品を交換する手順について詳しく解説していきます。

それでは一つずつ詳しく見ていきましょう！

ボールタップを交換する

まずはボールタップを交換する手順について解説していきます。

※コチラのボールタップは、TOTOやINAX(LIXIL)、Panasonicシリーズなど、さまざまなトイレに対応が可能です。

浮き玉を交換する

タンクを開けたとき、浮き玉が変形していたり破損している場合は、新しい浮き玉と交換することで水の流れが正常に戻る可能性が高いです。

フロートバルブと鎖を交換する

レバーとフロートバルブをつなぐ鎖が切れている場合は、フロートバルブと鎖を新しいものと交換しましょう！

ここでは、フロートバルブと鎖を交換する手順と必要なものについて解説していきます。

※コチラのフロートバルブは各メーカーの製品に対応するマルチタイプです。購入する際はサイズに注意し、現在使用しているものと同じ大きさの商品を購入するようにしましょう！

レバーを交換する

ここでは、レバーを新しいものと交換するときの手順と必要なものについて解説していきます。

また、もし部品を新しいものと交換しても水の流れが元に戻らない場合は、自力で修理するのは難しいかもしれません。その場合は、無理に自分で直すのではなく、業者に相談するのがオススメです。

自力での対処が難しい場合は業者に相談してみよう！

ここまで読んでみて、自力で対処するのが難しいと感じた場合や、部品を交換してみても直らなかった場合は、無理せず一度業者に相談してみましょう！
業者であれば、プロの経験と知識で私たち初心者には見つけられなかった原因でもすぐに見抜いてくれますし、作業もあっという間で、短時間で確実にトラブルを解決してくれます。

おすすめの水道業者ベスト5と業者を呼ぶときに気をつけるべきポイント

まとめ

いかがでしたか？
この記事では、トイレの水が流れない場合の原因と対処法についてご紹介してきました。

ここでもう一度、トイレの水が流れない原因と対処法をおさらいしましょう！

トイレの水が流れない原因と対処法

原因	対処法
止水栓が閉まっている	止水栓を開ける
ボールタップの劣化・不具合	ボールタップを新しいものと取り替える
浮き玉の劣化・不具合	浮き玉を新しいものと取り替える
フロートバルブの劣化・不具合	フロートバルブを新しいものと取り替える
レバーの破損・不具合	レバーを新しいものと取り替える
トイレがつまっている	ラバーカップなどを使用してつまりを直す

トイレの水が流れない場合は基本的に、原因になっている部品を新しいものと交換することで元に戻ります。
ただし、無理に自力で交換しようとして、さらに症状が悪化してしまうケースもありますので、不安な場合は無理せず業者に依頼することをオススメします。

おすすめの水道業者ベスト5と業者を呼ぶときに気をつけるべきポイント

みなさんが無事にトラブルを解決し、安心して元の生活を取り戻せることを心から祈っています！
最後まで読んでくださり、ありがとうございました！