トイレの水が止まらない!原因と対処法についてわかりやすく解説します
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「水を流してしばらく経つのに、トイレの水が止まらない!」
「ずっとチョロチョロ音がする・・・これって何が原因?」
いつもと同じように水を流したのに、トイレの水が止まらなくなってしまった・・・。
突然そんなトラブルが起こると焦りますよね。
最初は「そのうち止まるだろう」と放置していたものの、いつまで経っても水が止まる気配はない・・・。
いきなりトイレの水が止まらなくなると、「ずっとこのままだったらどうしよう・・・」と不安になりますよね。
放っておくと水道代が上がってしまうし、もしかすると水が溢れてくるかもしれないし・・・。ヨシエ
実は、水の量がチョロチョロくらいの場合でも、1ヶ月放置すると水道代は約7600円も上がるんです。タカシ
ヨシエえ!そんなに!?
水トラブルによる被害を最小限におさえるためには、早めの対処が必須です。
そこで今回は、トイレの水が止まらない原因と自力でできる対処法についてご紹介します!
初心者でもわかりやすいよう、必要な道具から手順まで詳しくていねいに解説していますので、トイレの水トラブルで悩んでいる方はぜひ参考にしてみてくださいね!
それではさっそくまいりましょう!
トイレの水が止まらない!そんなときは止水栓を閉めて応急処置!
トイレの水が止まらないときは、一刻も早く止水栓を閉めて水を止める必要があります。
止水栓とは水の元栓のことで、元栓さえ閉めてしまえばひとまず水は止まります。
そのまま放置しておくとどんどん水道代が上がってしまうため、まずは応急処置として止水栓を閉め、被害の拡大を食い止めましょう!
止水栓の閉め方
- 止水栓の位置を確認する
- マイナスドライバーを使用し、時計回り(右)に回して止水栓を閉める
- 修理が終わったら、反時計回り(左)に回して止水栓を開ける
ヨシエふう・・・。
止水栓も閉めたし、これでひと安心!
水を止めて安心したところで、いよいよ原因を突き止めていきましょう。タカシ
なぜ水が止まらない?症状から原因を突き止めよう!
トイレの水が止まらない原因はトイレタンクにあります。
タンク内にはさまざまな部品があり、その一つひとつが水を流すための重要な役割を果たしています。
しかし長年使い続けていると、ある日突然タンク内の部品が不具合を起こしたり、破損してしまうこともあるのです。
トイレの水が止まらないトラブルは、こういった部品の不具合によって引き起こされます。
トイレの水が止まらない場合は、①〜⑥のいずれかが不具合を起こしている可能性が高いです。
しかしこんなに部品があると、原因を突き止めるのは難しいですよね。
そこで、まずはタンク内の水位を確認しましょう!
水位の高さによって、どの部品が不具合を起こしているのか絞ることができます。
タンク内の水位を確認する方法
- タンクのフタを取り外す
- オーバーフロー管についている標準水位の目印を探す
- タンク内の水位が目印より高いか低いか確認する
水位が標準 |
|
水位が標準よりも高い |
|
水位が標準よりも低い |
ただし水位が標準の場合でも、手洗い管やレバーの不具合が原因の可能性もあります。
タカシそこで今回は、誰でも正しく原因を見分けられるように、フローチャートをご用意しました!
フローチャートを活用すれば、イエスかノーの質問に答えるだけであっという間に原因を突き止めるができます。
ヨシエすごーい!さっそく試してみよう!
トイレの水が止まらない原因
それではそれぞれの原因について詳しくご紹介していきます!
①手洗い管の不具合
止水栓を閉めたときすぐに水が止まる場合は、タンクの給水部分に不具合が起こっている可能性があります。
この場合、手洗い管のナットが緩んでいる、もしくは手洗い管のパッキンが劣化していることが原因として考えられますが、いずれの場合も自力での対処が可能です。
原因 | 対処法 |
手洗い管のナットが緩んでいる |
|
手洗い管のパッキンが劣化している |
対処法について詳しく知りたい方はコチラをご覧ください!
②レバーの不具合
水を流したときにレバーが戻らない、もしくは手応えがなく空回りするときは、レバーの不具合が原因として考えられます。
レバーは鎖を通してフロートバルブとつながっているため、レバーに不具合が起こるとフロートバルブの動きにも影響が出てしまうんです。タカシ
レバーを引くと鎖が引っ張られてフロートバルブが持ち上がり、タンク内の水が便器へと流れる仕組みになっています。
フロートバルブは便器に流れる水の量を調整するフタのような役割を果たしているため、レバーが戻らなくなると、便器内に水が流れっぱなしになってしまうのです。
この場合はタンクのフタを開けて鎖が絡まっていないか確認し、鎖に異常がない場合はレバーを新しいものと交換する必要があります。
レバーの交換方法についてはコチラをご覧ください。
③フロートバルブの不具合
タンク内の水位が標準より低い場合は、フロートバルブの不具合が原因として考えられます。
タンクの中を確認してみて、フロートバルブの間に異物が挟まっている場合や、フロートバルブ本体が劣化・破損している場合は、フロートバルブから便器内に水が漏れている可能性が高いです。
原因 | 対処法 |
フロートバルブの間に異物が挟まっている |
|
フロートバルブが劣化・破損している |
まずはタンクのフタを外し、フロートバルブの状態を確認してみましょう。
もしフロートバルブの間に異物が挟まっている場合は、異物を取り除けば水は止まります。
- 止水栓を閉めた状態で水を流し、タンク内に水を空っぽにする
- フロートバルブの間に挟まっている異物を取り除く
- フロートバルブを排水管に被せ、フタをする
- 完了
フロートバルブが劣化・破損している場合は、新しいフロートバルブと交換することで解決できます。
フロートバルブを交換する方法については、コチラで詳しく解説しています。
④浮き玉の不具合
タンク内の水位が標準より高い場合は、浮き玉もしくはボールタップの不具合が原因として考えられます。
タンク内の水位が標準より高い場合は、まず浮き玉を持ち上げてみて、水が止まるか試してみましょう。浮き玉を持ち上げて水が止まるようであれば、浮き玉の不具合が原因です。
この場合は、また浮き玉をタンク内の水に浮かべておけば解決です。
浮き玉を持ち上げてみても水が止まらない場合は、ボールタップの不具合が原因かもしれません。
もし浮き玉を持ち上げても水が止まらない場合は、次の「ボールタップの不具合」のブロックを合わせて読むことをオススメします。
また、タンクを開けたときに浮き玉が破損している場合は、早めに新しい浮き玉と交換しましょう。
壊れた浮き玉をそのまま放置すると、今後また水が止まらなくなったり、頻繁に水漏れが起こりやすくなったりとトラブルの元になってしまいます。
そのたびにタンクを開けて修理して・・・なんてことになったらめんどうですよね。
後々の面倒を避けるためにも、浮き玉の破損を見つけたときは放置せず早めに交換しましょう!
⑤ボールタップの不具合
タンク内の水位が標準より高く、浮き玉を持ち上げても水が止まらない場合は、ボールタップの故障が原因です。
ボールタップには止水弁と呼ばれる弁がついており、止水弁はタンク内への給水を調節する役割を果たしています。しかし、ボールタップが劣化すると止水弁は閉まらなくなり、給水管からタンク内への給水が止まらなくなってしまいます。
浮き玉を持ち上げても水が止まらない場合は、ボールタップが故障しているのかもしれません。
この場合は、ボールタップを新しいものと交換することで水は止まります。
ヨシエボールタップを交換する方法についてはコチラのブロックで詳しく解説しています!
⑥オーバーフロー管の不具合
オーバーフロー管にヒビが入ったり破損している場合は、破損した部分から便器内へ水が流れているのかもしれません。
オーバーフロー管が破損している場合は、新しいものと交換する必要があります。
ただし、オーバーフロー管の交換はタンクの取り外しが必要になるため、自力で修理するのは困難です。
この記事では自力で交換する方法についてもご紹介しますが、安全面や確実さを考え、不安な方は業者に依頼することをオススメします。
自力でできる対処法について手順と費用をご紹介
原因を突き止めたところで、いよいよ自力でできる対処法についてご紹介していきます。
今回は、自力で対処する手順だけでなく、必要な道具やかかる費用についても詳しくご紹介したいと思います!
①手洗い管の部品を調整・交換する
止水栓を閉めたときにすぐ水が止まる場合は、手洗い管のナットが緩んでいる、もしくは手洗い管のパッキンの劣化が原因でしたよね。
原因 | 対処法 |
手洗い管のナットが緩んでいる |
|
手洗い管のパッキンが劣化している |
タカシここでは、ナットをモンキーレンチで締め直す手順と、パッキンを交換する手順についてご紹介していきます!
ナットを締め直す
必要なもの
- マイナスドライバー(500円前後)
- モンキーレンチ(1000円前後)
ナットを締め直す手順
- マイナスドライバーで止水栓を閉める
- レバーを引いて水を流し、タンク内の水を空っぽにする
- タンクのフタを開ける
- 手洗い管とボールタップの接合部分のナットをモンキーレンチで締め直す
- タンクのフタを戻す
- マイナスドライバーで止水栓を開ける
- タンク内に水がたまるのを待つ
- 標準水位で水が止まれば完了
パッキンを交換する
必要なもの
- マイナスドライバー(500円前後)
- モンキーレンチ(1000円前後)
- 新しいパッキン(300円前後)
パッキンを交換する手順
- マイナスドライバーで止水栓を閉める
- レバーを引いて水を流し、タンク内の水を空っぽにする
- タンクのフタを開ける
- 手洗い管とボールタップの接合部分のナットをモンキーレンチで緩めて取り外す
- ナットの中のパッキンを取り外し、新しいパッキンと交換する
- ナットをモンキーレンチで締め直す
- タンクのフタを戻す
- マイナスドライバーで止水栓を開ける
- タンク内に水がたまるのを待つ
- 標準水位で水が止まれば完了
ヨシエ自力でできる対処法を試しても直らないときは、一度業者に相談してみることをオススメします。
②レバーを交換する
水を流したときにレバーが戻らないときや、手応えがなく空回りするときは、レバーの不具合が原因です。
この場合は、新しいレバーと交換することで解決が可能です。
ここでは、レバーを交換する手順と必要なものについてご紹介します。
必要なもの
- マイナスドライバー(500円前後)
- モンキーレンチ(1000円前後)
- 新しいレバー(5000円前後)
タカシレバーは物によってサイズや種類が異なるため、しっかり品番を確認し、同じものを注文するようにしましょう!
レバーを交換する手順
- マイナスドライバーで止水栓を閉める
- レバーを引いて水を流し、タンク内の水を空っぽにする
- タンクのフタを開ける
- レバーとフロートバルブをつなぐ鎖を取り外す
- タンクの内側にあるレバーを固定するナットをモンキーレンチで取り外す
- レバーを取り外し、新しいレバーを取り付ける
- ナットをモンキーレンチで締め直し、レバーを固定する
- タンクのフタを戻す
- マイナスドライバーで止水栓を開ける
- レバーを回してみて、無事に水が流れれば完了
③フロートバルブを交換する
フロートバルブが劣化・破損している場合は、一刻も早く新しいフロートバルブと交換する必要があります。
必要な物
- マイナスドライバー
- モンキーレンチ
- 新しいフロートバルブ
フロートバルブは、近所のホームセンターやネットから購入可能ですが、品番を調べないまま購入するとサイズが合わない場合もあります。
余計な手間と出費を増やさないためにも、フロートバルブを購入する際はしっかり品番を確認してから購入するようにしましょう!
フロートバルブを交換する手順
- マイナスドライバーで止水栓を閉める
- レバーを引いて水を流し、タンク内の水を空っぽにする
- タンクのフタを開ける
- 鎖とフロートバルブを取り外す
- 新しい鎖の長さが取り外した鎖と同じ長さになるよう調節する(長い場合はペンチで切って調節)
- 新しい鎖とフロートバルブを取り付ける
- タンクのフタを戻す
- マイナスドライバーで止水栓を開ける
- タンク内に水がたまるのを待つ
- レバーを引いて水を流してみる
- 便器内に水が漏れていないか確認
- 異常がなければ完了
④ボールタップを交換する
タンク内の水位が標準より高く、浮き玉を持ち上げてみても水が止まらない場合は、ボールタップの故障が原因でした。
この場合は、ボールタップを交換することで水が止まります。
必要なもの
- マイナスドライバー(500円前後)
- モンキーレンチ(1000円前後)
- 新しいボールタップ(1000円前後)
ボールタップはホームセンターやネットショップで購入可能ですが、購入するときは必ず品番を調べ、同じものを購入するようにしましょう!
ボールタップを交換する手順
- マイナスドライバーで止水栓を閉める
- レバーを引いて水を流し、タンク内の水を空っぽにする
- タンクのフタを開ける
- タンク内のボールタップを片手でおさえつつ、タンクの外側についている給水管の袋ナットとツバ付きナットをモンキーレンチでゆるめて取り外す
- 外側の配管を外したら、ボールタップをタンクの内側に向かって引っ張り取り外す
- 新しいボールタップを取り付ける
- 外側の配管とボールタップをつなぐツバ付きナットをモンキーレンチで締める
- 取り付けが完了したら、タンクのフタを戻す
- マイナスドライバーで止水栓を開け、水がたまるのを待つ
- 水が標準水位で止まるか確認する
- 動作に異常がなく、標準水位で止まれば完了
⑤オーバーフロー管を交換する
先ほども言いましたが、オーバーフロー管を交換するときにはタンク本体の取り外しが必要になるため、自力で直すとなるとかなり困難です。
普段からDIYなどの作業に慣れている方はともかく、まったく作業経験のない方は無理せず業者に依頼することをオススメします。
ヨシエ万が一床にタンクを落としてしまったり元に戻せなくなると余計修理費用がかかってしまうため、不安な方は最初から業者に依頼する方が安心です!
必要なもの
- マイナスドライバー(500円前後)
- モンキーレンチ(1000円前後)
- ウォーターポンプフライヤー(1000円前後)
- 新しいオーバーフロー管(5000円前後)
オーバーフロー管を購入するときは、現在使用しているオーバーフロー管の品番を確認し、同じものを購入するよう注意しましょう!
オーバーフロー管を交換する手順
- マイナスドライバーで止水栓を閉める
- レバーを引いて水を流し、タンク内の水を空っぽにする
- タンクのフタを開ける
- タンク内のボールタップを片手でおさえつつ、タンクの外側についている給水管の袋ナットとツバ付きナットをモンキーレンチでゆるめて取り外す
- タンク内の部品をオーバーフロー管以外すべて取り外す
- 便器とタンクをつなぐナットをモンキーレンチでゆるめて取り外す
- タンクをゆっくり床に下ろす
- タンクの底にある大きめのナットをウォーターポンプフライヤーで取り外す
- オーバーフロー管を取り外し、新しいものと付け替える
- タンクをゆっくり元の場所に戻し、モンキーレンチでナットを締める
- 取り外した部品をすべて付け直す
- 給水管の袋ナットとツバ付きナットをモンキーレンチで取り付ける
- マイナスドライバーで止水栓を開け、水がたまるのを待つ
- 水が標準水位にくるようにボールタップを調整する
- レバーを引いて水を流し、異常がなければ完了
自力で対処しても直らないときは業者に相談しよう!
自力でできる対処法を試しても直らない場合や、オーバーフロー管の交換など自力での対処が困難な場合は、業者に相談してみることをオススメします。
業者であれば短時間で確実に修理してくれるのはもちろん、同じトラブルが起こらないよう今後の対処法なども丁寧に教えてくれます。
また、自分で部品を取り寄せる必要もないため、少ない時間と手間で楽に直すことができるんです!
ヨシエやっぱり最初から業者に頼んだ方が安全だし、確実だよね!
タカシちなみに、みなさんが業者を呼ぶ上で一番気になるのが費用ですよね。
水が止まらないトラブルの場合、業者に頼むといくらくらいかかるのでしょう?
業者にかかる費用の相場
トイレの水が止まらない場合、業者にかかる費用の相場は8000円〜になります。
ただし、これはあくまで作業料金のみの相場です。
実際に業者に依頼するときは、ここに出張料金や部品代などが上乗せされていきます。
自力で修理する場合と比べると費用はかかりますが、業者は専門の技術と経験を生かして素早く丁寧に作業してくれるため、費用に見合った価値を提供してくれます。
業者について詳しく知りたい方には、下記の記事がオススメです!
こちらの記事では、業者を呼ぶときの注意点や、失敗しない業者の選び方について詳しく解説しています。
タカシオススメの業者もご紹介していますので、今すぐ業者にお願いしたい方はぜひこちらの記事をご覧ください!
おすすめの水道業者ベスト5と業者を呼ぶときに気をつけるべきポイント
まとめ
いかがでしたか?
この記事では、トイレの水が止まらなくなったときの原因と対処法について詳しく解説してきました。
トイレの水が止まらないときは、以下の6つが原因です。
トイレの水が止まらない原因
- 手洗い管の不具合
- レバーの不具合
- フロートバルブの不具合
- 浮き玉の不具合
- ボールタップの不具合
- オーバーフロー管の不具合
正しい手順で対処すれば自力での修理も可能ですが、万が一不安なときは早めに業者を呼んで直してもらうことをオススメします。
タカシ水のトラブルが起こったときは、まず止水栓を閉めて水を止めるのを忘れないようにしてくださいね!
ヨシエみなさんが一刻も早く水のトラブルから解放され、平和な日常を取り戻せることを祈っています!
タカシ&ヨシエ
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2024年4月1日更新