トイレつまりには「重曹と酢」が効果的!身近なもので確実につまりを解消しよう
「トイレつまりには重曹が効果的らしい!」
つまりの対処法を調べる中で、一度はこのような情報を目にしたことがあるのではないでしょうか?
たしかに重曹はトイレつまりに効果的ですが、重曹のみを使用しても効果は見られません。
タカシトイレつまりを解消するためには、重曹とあるものをかけ合わせることで化学反応を起こす必要があります!
ヨシエあるもの・・・?
タカシそれは、酢(もしくはクエン酸)です!
重曹と酢は、混ぜることによって炭酸ガスが発生します。そこで発生したガスによって中でつまっているものが溶け、つまりが解消するという仕組みになっています。
そのため、重曹しかない場合や、逆に重曹が手元になく酢やクエン酸のみの場合は、トイレつまりに使用しても効果は見られないのです・・・!
また、同じトイレつまりでも、原因によって重曹が効く場合と効かない場合があるため、まずはきちんと原因を突き止めることが重要です。
タカシこの記事では、重曹を使ってトイレつまりを解消する方法や、重曹以外の家にあるものでトイレつまりを解消する方法についてご紹介していきます!
ヨシエ身近なものを使用して、簡単かつ確実にトイレつまりを撃退しちゃいましょう!
それではさっそくまいります!
その症状は本当に重曹で直る?まずは原因を突き止めよう!
トイレつまりが起こる原因は6つあります。
原因 | 重曹と酢で効果が見られるか |
トイレットペーパーや排泄物を一度に大量に流した | ◯ |
固めの便がつまった | ◯ |
紙オムツや生理用品を流した | 効果なし |
スマホやメガネ、おもちゃなどの異物を流した | 効果なし |
ペット用のトイレ砂を流した | 効果なし |
水流が弱くて流れない | 効果なし |
重曹と酢でつまりが直るのは、基本的にトイレットペーパーや排泄物がつまった場合です。
異物を流した場合や誤って紙おむつを流した場合などは、重曹を使っても効果はみられません。
また、紙オムツや生理用品などの吸収性の高いものは、時間が経つにつれて水を吸って膨張する可能性があります。便器の中で膨張するとさらに水の流れが悪くなり、つまりが悪化してしまう危険があるため、紙オムツや生理用品など吸収性の高いものがつまった場合は絶対に放置しないようにしましょう!
また、水流が弱くて水が流れない場合は、便器がつまっているのではなく、タンクに異常があるのかもしれません。
その場合は、タンク内の部品を調整・交換する必要があります。
詳しい対処法について知りたい方は、下記の記事をご覧ください!
コチラの記事では、トイレの水が流れない原因と対処法について詳しくご紹介しています。タカシ
重曹と酢を使ってトイレつまりを直す方法
それでは原因を特定したところで、いよいよ重曹と酢を使ってトイレつまりを直す方法についてご紹介していきます!
タカシまずは必要なものと手順について見てみましょう。
必要なもの
- 計量カップ
- 重曹・・・・1カップ
- 酢またはクエン酸・・・2分の1カップ
- 40〜50℃くらいのぬるま湯・・・便器の半分くらいの量
- マイナスドライバー
- バケツ
- ゴム手袋
手順
- 重曹1カップを入れる
- 酢(クエン酸)2分の1を流し入れる
- ぬるま湯を便器の半分くらいの水位まで注ぐ
- 1時間ほど放置する
- お湯を流してみて、つまりが解消されていたら完了!
重曹とお湯を使ってつまりを解消するときは、適当な分量で行っても効果はありません。
ポイントは、重曹:酢=2:1の割合になるように材料を用意することです!
また、重曹と酢を使ってトイレつまりを解消する場合には、事前準備が重要です。
事前準備
対処法を実行する前に行っておくべき準備は全部で3つあります。
事前準備
- トイレの止水栓を閉める
- 電源プラグを抜いておく
- 便器内の水をできる限り汲み取っておく
トイレの止水栓を閉める
止水栓とは、トイレタンク内への配水を止める栓のことです。
作業中に誤って水を流してしまうなどのトラブルを防ぐためにも、作業に入る前には止水栓を閉めておくと安心です。
止水栓は写真の真ん中の箇所で、中央の黒い部分には線状の窪みがあります。
この窪みにマイナスドライバーを差し込み、反時計回りに回すことで止水栓を閉めることができます。
電源プラグを抜く
ウォシュレット機能が付いているトイレの場合、電源が入っていると作業中に勝手に起動してしまう可能性があります。
そのため、作業の前にはあらかじめ電源プラグを抜いておくようにしましょう!
便器内の汚水をできる限り汲み取っておく
便器内の水が少ないと、重曹と酢を流し入れたときに反応が起こりやすくなります。そのため、あらかじめ便器内の水をできる限り汲み取っておくことで、二つの薬品が反応しやすい環境を整えておきましょう!
タカシ事前準備が完了したところで、次はいよいよ重曹と酢を使ってつまりを解消していきます!
手順① 重曹1カップを入れる
まずは重曹1カップ分をはかり、便器に入れます。
ポイントは、酢よりも先に重曹を入れることです!重曹を先に入れるとガスの発生が長く続くため、効果が持続します。
手順② 酢(クエン酸)2分の1カップを流し入れる
重曹を便器に入れたら、次は酢2分の1カップを重曹の上から注ぎましょう。
二つの材料が混ざると炭酸ガスが発生し、泡立ちがみられます。
手順③ お湯を便器の半分くらいの水位まで注ぐ
続いて、40〜50℃のお湯を便器の半分の水位まで注いでいきます。
お湯を入れるときは、バケツを使用すると一気に流し入れることが可能です。
もしバケツがない場合は、ペットボトルなどを使うのがオススメです!
手順④ 1時間ほど放置する
すべての材料を入れると、便器の中では化学反応が起こり、炭酸ガスが発生しはじめます。
この状態で1時間程度放置し、薬品がつまりを溶かしてくれるのを待ちます。
このとき、ドアを締め切ると空気中の二酸化炭素濃度が高くなり危険です。そのため、待っている間はトイレの窓やドアを開けて換気するようにしましょう。
手順⑤ お湯を流してみて、つまりが解消されていたら完了!
1時間経過したら、もう一度バケツでぬるま湯を流してみましょう。
もしお湯を流したときにスムーズに流れていくようであれば、つまりが直っている可能性が高いです!
無事につまりが解消したら、止水栓を開けて電源プラグを差し込み、レバーを引いてトイレの水を流します。ここで問題なく水が流れていけば、修理は完了です!
もしこの方法を試してもつまりが直らない場合は、別の対処法を試してみることをオススメします。
タカシ次のブロックでは、重曹以外のものを使ったつまりの解消法を3つご紹介していきます!
重曹以外のものを使ったつまり解消法
重曹以外にも、トイレつまりに効果的な方法はいくつかあります。
その中でも特に効果があるのは、ラバーカップです!
ラバーカップはスッポンとも呼ばれ、トイレつまりといえばラバーカップを思い浮かべる人も多いと思います。
しかし、家にラバーカップがない場合や、「買いに行きたいけど時間がない!」という方もおそらく多いのではないでしょうか?
そこで今回は、ラバーカップを使ってつまりを解消する方法をご紹介するとともに、ラバーカップを用意できない人に向け、自宅にあるものだけでできる対処法をご紹介したいと思います!
ヨシエこのブロックでご紹介する対処法は次の3つです。
このブロックで紹介している対処法
- ラバーカップ
- ペットボトル
- お湯と洗剤
タカシそれではさっそく見ていきましょう!
ラバーカップ
まずは、ラバーカップを使ってつまりを解消する方法をご紹介します。
ラバーカップを使うときのポイントは、押すときではなく引くときに力を入れ、すばやく引くことです!
ラバーカップは、押すときではなく引き上げるときの吸引力でつまりを解消するという原理。そのため、引くときに力を入れなければ正しい効果は得られません。
用意するものと手順はコチラです!
用意するもの
- ラバーカップ
- ゴム手袋
ラバーカップを使用する手順
- ラバーカップが排水口にぴったり密着するように置く
- ラバーカップをゆっくり押し込む
- ラバーカップを勢いよく引く
- 水が流れるまで2〜3を繰り返す
- 便器内の水が流れたら、止水栓を開けて水を流してみる
- つまりが解消していたら完了!
ペットボトル
続いてご紹介するのは、ラバーカップをペットボトルで代用する方法です!
コチラは家にあるものだけですぐに実行できるため、お急ぎの方には特にオススメです!
必要なもの
- 2リットルのペットボトル
- ゴム手袋
- ハサミ
ペットボトルで代用するときの手順
- ペットボトルの上の部分をハサミで切り落とす
- 止水栓を閉める
- 便器の中の水位をペットボトルが全部浸かるくらい多めに調節する
- ペットボトルを排水口にゆっくり押し込む(ハサミで切った方を下にする)
- 水が流れるまで上下に押したり引いたりを繰り返す
- 便器内の水が流れたら、止水栓を開けて水を流してみる
- つまりが解消していたら完了!
お湯と洗剤
最後にご紹介するのは、お湯と洗剤を使ったトイレつまりの解消法です。
実は、家庭用の食器用洗剤にもトイレットペーパーやつまった排泄物を溶かす効果があります!
必要なものと手順はコチラです。
必要なもの
- バケツ
- 40〜60℃のお湯・・・3〜5リットル
- 食器用洗剤・・・100ml
手順
- 便器の電源コードを抜いておく
- 水位が高い場合は、便器の中の水をコップなどを使って汲み出す(いつもの水位くらいまで)
- 40〜60℃のお湯を3〜5リットル用意する
- 食器用洗剤を100ml便器の中に入れる
- お湯を便器の半分くらいの水位までゆっくり流し入れる
- 30分ほど放置する
- 30分経ったらバケツに汲み出した水をゆっくり流し入れる
- 水がスムーズに流れたら、電源コードを入れてトイレの水を流してみる
- 水がスムーズに流れ、水位がいつもの位置に戻ったら完了
ここまで、自力でできるつまり解消法についてご紹介してきましたが、中には自力で対処できない症状もあります。
そんな場合は、無理に自力で直そうとするのではなく、業者に相談して直してもらうのがオススメです。
自力でできる方法を試しても直らない場合は業者に相談してみよう!
ここまでご紹介してきた対処法を試してもつまりが直らない場合は、自力で直すのはかなり難しいかもしれません。
もし無理に自力で直そうとすると、逆につまりが悪化してしまったり、つまりの原因が奥の排水管まで行ってしまい取れなくなる危険性があります。
そのため、自力でできる方法を試しても直らない場合は業者に相談するのがオススメです。
タカシ業者について詳しく知りたい方は、ぜひ下記の記事をご覧ください!
コチラの記事では、業者を呼ぶときの流れや失敗しない業者の選び方など、業者に関する知識を詳しく解説しています。
ヨシエ業者を呼ぶか悩んでいる方は、ぜひ参考にしてみてくださいね!
【トイレつまりを直したい!】オススメの業者ベスト3と失敗しない業者の選び方
今後トイレをつまらせないために注意すること
トイレつまりは突然起こるものではありますが、日常的に意識することでつまりを予防できることもあります。
そこで最後に、トイレつまりを起こさないために日頃から意識できることを2つご紹介したいと思います!
日頃からできるトイレつまり予防
- 流す量が多くなりそうなときは2回に分けて流す
- トイレ内におもちゃなどの置物類を置かない
流す量が多くなりそうなときは2回に分けて流す
トイレつまりの原因として最も多いのが、排泄物やトイレットペーパーを一度に大量に流してしまうことです。
そのため、流す量が多くなりそうなときはあらかじめ2回に分けて流すと、便器内でつまることなくスムーズに水が流れていきます。
また、水を流すときにレバーを大小で使い分けるのも日頃から意識できることの一つです。
トイレ内におもちゃなどの置物類を置かない
おもちゃや異物を流してしまった原因としてよくあるのが、小さい子どもが誤って流してしまったという例です。小さいお子さんやペットがいる場合、目を離した隙におもちゃや置物を流してしまうというトラブルはよく起こります。
こういったトラブルは、トイレ内に余計なものを置かないよう意識することで回避することが可能です!
また、トイレを使用していないときはしっかりフタをしておくと、うっかり異物を落とす心配もないので安心です。
ヨシエどれも日常で意識できるものばかりですので、「まだできていなかった・・・!」という方はぜひ今日から試してみてくださいね!
そタカシれでは最後に、この記事の内容をおさらいしたいと思います!
まとめ
この記事では、重曹と酢を使ってトイレつまりを解消する方法や、重曹がない場合に効果的なつまり解消法について解説してきました。
あらためて、トイレつまりの原因と重曹を使うときの手順を振り返ってみましょう!
原因 | 重曹と酢で効果が見られるか |
トイレットペーパーや排泄物を一度に大量に流した | ◯ |
固めの便がつまった | ◯ |
紙オムツや生理用品を流した | 効果なし |
スマホやメガネ、おもちゃなどの異物を流した | 効果なし |
ペット用のトイレ砂を流した | 効果なし |
水流が弱くて流れない | 効果なし |
重曹と酢でつまりを直すときの手順
- 重曹1カップを入れる
- 酢(クエン酸)2分の1を流し入れる
- ぬるま湯を便器の半分くらいの水位まで注ぐ
- 1時間ほど放置する
- お湯を流してみて、つまりが解消されていたら完了!
タカシまた、もし自力でできるつまり解消法を試しても直らない場合は、無理せず業者を呼んで直してもらうのがオススメです。
【トイレつまりを直したい!】オススメの業者ベスト3と失敗しない業者の選び方
ヨシエこの記事を読んでくださったみなさんが、一刻も早くお悩みから解放されることを心から祈っています!
タカシ&ヨシエ
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2020年11月19日更新